これは本サイト管理人である私がした霊体験の中の1つです。
当時高校生だった私は、二子玉川から中央林間方面の東急田園都市線に乗って通学していました。
お恥ずかしい話ですが、当時の私は寝坊の常習犯で、その日も1,2時間目の授業を諦めてからの登校でした。
二子玉川駅のホームに着き電車を待っていました。
通勤時間は賑やかなホームですが、その日は平日の朝10時前後だったのでホームにいる人はかなり少なかったです。
電車が来ました。
やはり車内もほとんど乗客がおらず「座り放題だし静かで良いや」と思いました。
車両の丁度真ん中位に座りました。
私の乗った車両には、左端の方に女性が一人座っているのみでした。
多摩川を揺れる車内からボーっと眺めていた時、ふと視界の右の方に男性の顏がぬっと入ってきました。
人間の視界は約180度ありますよね。
でも端の方って焦点があってないので、ぼやけてるじゃないですか。
そのぼやけた右端に男性の顏があったのです。
しかも顏はこっちを向いていました。
「顏、めっちゃ近!!!」
「こんなに空いている車内で何で隣に座ってくるんだろう」
と思いましたが、基地外もしくはナンパかと思って無視する事にしました。
(ちなみに当時の私はオカルト大好きでしたが、霊体験なんてした事なかったのでこの男性を生きている人間だと疑ってませんでした。)
しかしいつまで経っても顏は視界から無くならなくて。
ここでようやく何かがおかしい事に気づきました。
基地外にしてもナンパにしても、一言も声を発さないし、何ならこんなに顏が近くにあるのに息遣いを感じないのです。
電車の走行音があるとは言え、こんなに近くに顔があったら普通鼻息とか聞こえますよね。
それに顏が微動だにしない事も不気味でした。
勇気を出して少しだけ目線を右にずらしてみました。
ぼやけていた男性の顏が少しハッキリ見えました。
短髪黒髪で歳は40歳くらい。髭は無く、無表情でしたが顏も普通。
そしてどうやらスーツを着ているみたいでした。
(白ワイシャツの衿と、ネイビーの上着が見えた)
想像してたヤバイやつより全然普通で拍子抜けでした。
そう思うと何だか腹がたってきて、立ち上がってキッと睨んで席を移動してやろう!と思い、私は勢いよく立ち上がりました。
そして顏を右に向けたのですが・・・誰もいませんでした。
「え?今さっきまでココに座ってこっちガン見してたじゃん」
「隠れた?でも何処に?」
辺りを見回しましたが、車内にいるのは左端にいた女性のみ。
当然ですが隠れる所もありません。
頭は混乱してましたが、思春期で人からどう見られるかが気になるお年頃。
取り乱すのは恥ずかしいと思って、何事も無かったかのように車両移動しました。笑
車両移動した先では特に何事も起こらず、無事に目的の駅に着きました。
田園都市線ユーザーで、私の様な体験をした方はいらっしゃらないでしょうか?
そんなに怖くも無かったですが、今思い出しても不思議な出来事でした。
何か伝えたかったのでしょうか?
こんな時間に登校する女子高生に何か物申したかったのでしょうか?笑
田園都市線で霊体験をした方、私にその話を聞かせてもらえませんか。
どんな霊でも、霊では無く不思議な話でも構いません。
何か共通点があったりしたら、面白いですよね。
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